昨季の段階でジミー バトラーやポール ジョージ、デリック ローズやカーメロ アンソニー等オールスター選手が次々とイースタンカンファレンスからウエスタンカンファレンスに移籍。
西高東低となりオールスターゲームのイースト vs ウエストの構図が崩れ、チーム レブロン vs チーム カリーというファン投票で選ばれた選手を東西関係なくキャプテンかドラフトする、というルールに変わりました。
これは後々プレーオフも東西関係なく上位16チームで戦う、なんて話も出てきております。
そんな中でのレブロンのウエスタンカンファレンスへの移籍はいよいよそういった話を本格的に進めなければならなくなるかも知れません。
そんな超激戦となる来季のウエスタンカンファレンス、上位予想チームの現時点での状況を各チームのキーマンを一人挙げつつ、おさらいしてみましょう。
= ゴールデンステイト ウォリアーズ =
なんともあっけない4連勝でNBAファイナルをあっさり制して2連覇、ここ4年で3つ目のリングを手にしたウォリアーズ。
いよいよ、2000年~2002年のレイカーズ以来のスリーピート(3年連続チャンピオン)に王手となったわけですが、このオフも抜かりない補強に成功しました。
それはオールスター プレイヤーの
デマーカス カズンズ
の加入だ。
カズンズはニューオリンズ ペリカンズで同じケンタッキー大学出身のラジョン ロンドとアンソニー デイビスと共にいいシーズンを送っていたが選出されたオールスターゲームのわずか1週間程前にアキレス腱を断裂、シーズンアウトとなっていました。
アキレス腱の断裂は選手としての価値を大きく下げ、FAのカズンズへのオファーは無く、噂されていたレイカーズも怪我を抱えるカズンズに手を差し伸べなかった。
そこで年内の出場は厳しくとも長い目で彼に可能性を感じたウォリアーズがオファーし合意したわけだがその金額はなんと1年530万ドル(約5億8400万円)、格安だ。
いくら怪我明けとはいえ復帰後にカリー、トンプソン、KD、グリーンのスタメンにカズンズなんてことになれば、スタメン全員オールスタープレイヤー、全員アメリカ代表選手(ちなみに6thマンのイグダーラ)というとんでもないチームになりました。
ますます悪者感が...。
昨季のセンター、パチュリアとマクギーは放出されました。
果たしてカズンズの完全復活はあるのか!?
スリーピートへのキーマンとなりそうです。
= ヒューストン ロケッツ =
昨季のレギュラーシーズンは圧倒的でした。
ポール、ハーデン、ゴードンという超攻撃型のバックコート陣に急成長を遂げたセンター、クリント カペラの台頭、そしてスペースを広く開けて誰もが打ってくるスリーポイントでウォリアーズをも圧倒するような強さでした。
しかし来季はそう簡単ではなさそうです。
まずはクリス ポールの再契約には成功しました。
マックス契約で4年間で1億6000万ドル(約177億円)、晩年を迎えるプレイヤーとしては最高の契約を手にしましたがこれ以外にいいニュースがありません。
まずはトレバー アリーザがサンズへ、ルーク バー ア ムーテがクリッパーズとチームのディフェンスを支えてきた両ウイングプレイヤーがいなくなり更にカペラも球団と金額の折り合いがつかずまだ残留するかが未定です。もしもポールが契約金額を抑えていたらどうなっていたのでしょうか、なんてよぎってしまいます。。。
そして足りなくなったウイングの補強として名前が挙がっているのが、、、
カーメロ アンソニー
ウチに来てくれ!って抱きついてるように見えちゃいますね。
このメロの獲得について様々な意見がありそうです。これは別でまたブログにでも書きますね。そう、このメロ獲得となった時それが吉と出るか凶と出るかといったところでしょうか。
= ロサンゼルス レイカーズ =
冒頭でもお話しした通りレブロンがやってまいりました。
続いてウォリアーズからジャベール マクギー、そしてヒート時代から何かと敵対してきたランス スティーブンソンがやってきました。
更に更にもっとも驚かせたのが
ラジョン ロンドの加入です。
フィットしてたペリカンズでの1シーズン。
近年どのチームに行ってもいい関係が築けていなかったロンドにとってやりやすいいい環境だったので来季が楽しみだったのですが、意外な展開でしたね。
しかも本人はスタメンには拘らず、との意向も示しております。
これは昨季のルーキー、ロンゾ ボールをしっかり育てたいレイカーズの期待をしっかりと理解し、そしてそのボールの指南役も買って出るよ、的な俺が俺がではなくチームの未来、バランス等を考えてのNew ロンドだよ。みたいな?
そしてそんなボール以外にも、クズマ、イングラム、サマーリーグのMVPのハート、サマーリーグセカンドチームに選ばれたミハイリュク等期待の若手がたっぷりいるレイカーズ。
とは言え、そんな若手がある程度いながら5季連続でプレーオフを逃しているチームがレブロン等の加入で一気に強豪チームになれるのか。ちなみに獲得が噂されていたスパーズのカワイ レナードの獲得は今回は見送られる模様。まだわかりませんが。
= オクラホマシティ サンダー =
昨季最も期待外れに終わってしまったチームと言っても過言ではないチームがサンダーだろう。
ポール ジョージ、カーメロ アンソニーのオールスターの加入でKD移籍ショック後、孤軍奮闘のウエストブルックを助けるべく大きな勝負に出たチームでしたがちぐはくなままシーズンは終了してしまいました。
開幕前から言われていたのはメロが6thマンを受け入れればバランスがよく期待できる成績を残せる、というのもメロはその気は無く恐らくドノバンヘッドコーチも言えなかったのでしょう。
そしてこのオフ、ジョージはほぼレイカーズで決まりと思われていたところなんとなんとまさかの4年契約で残留。最も脂の乗るこれからの4年をサンダーでプレーする決断をしたのだ。確かに地元への愛はあるが同じカリフォルニア出身のウエストブルックがフランチャイズプレイヤーとして戦う姿に感化されたのでしょうか。
しかしリーグナンバーワンのサラリーで圧迫されたチームは恐らくメロを放出するとのこと。これはチームにとってもメロにとってもいい判断だと思います。
メロ以外のコアメンバーはほぼ残留となりそうで、サラリー状況厳しい中マブスからナーレンズ ノエルがミニマム契約で加入。昨季の課題だったセンター、アダムスのバックアップとして期待できそうです。
あと足りない駒と言えば、、、
ウイングの選手です。
できればお金があまりかからない選手となるとやはり若い選手をサマーリーグで探してみて、ディフェンスができてスリーポイントも打ててなんて探していると、合うんじゃないでしょうか
渡邊雄太選手。
フィジカル面ではまだこれから鍛え上げる必要はあるかもですが、サマーリーグの活躍を見る限りサンダーの足りない部分を埋めてくれそうなプレースタイル。特にあのディフェンスは魅力的です。
というわけでわかりやすい4チームを今回はご紹介しました。
主力がどうなるかでまだ未知数なスパーズやウルブス、そして今回紹介した4チームに食い込んできそうなジャズ等まだまだ紹介し足りないのでまた次回ご紹介いたします。
そう、今後の主力選手の移籍で勢力図はまだまだ大きく変わる可能性があります。
このオフの動向をまだまだじっくりチェックしていきたいと思います。
王朝を築きつつあるウォリアーズを止めるチームは一体どのチームなのか!?
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