遂に始まりました2018 NBAプレーオフ。
レギュラーシーズンは、予想を裏切る展開の連続でしたね。
特にウエスタンカンファレンスは毎年プレーオフ争いは激しいですが、今季は4位以下が最後の最後まで混戦でどこが脱落してもおかしくない展開でした。
ってことで今回はプレーオフ1回戦の対戦と各チームの注目プレイヤーをStaff鈴木が独断でピックアップしました。玄人の方は「わかってないな〜!」なんてご指摘しながら、素人の方は参考程度に是非、ご覧下さい。
【イースタンカンファレンス】
1位.トロント ラプターズ
ラウリー&デローザンのデュオで近年はプレーオフの常連チームになったラプターズは今季からよりチームプレーを重視したチームに生まれ変わりレギュラーシーズンを見事カンファレンス一位で終えました。卓越したディフェンス理論を持つドウェイン・ケイシーヘッドコーチの元、やはりディフェンス重視の戦い方になりそうですね。チームのディフェンスの要、
サージ イバカに注目です。
サンダー時代の経験を生かし、チームの意識向上にも一役買ったとか
そんなラプターズに対するは...
8位.ワシントン ウィザーズ
一方、ウィザーズはジョン ウォールがプレーオフに間に合い、更には復帰後はアシストを量産しプレーオフの活躍もおおいに期待できますね。選手層が薄いチームだけに出場時間もかなり多めになる為、スタミナ面の不安もあります。そこで注目プレイヤーはウォールとデュオを組む、
ブラッドリー ビール。今季はオールスターも初選出されてスタープレイヤーの仲間入りをした彼がチームを引っ張る役割を担えればチームに勢いがつきそうです。
もうウォールのチームじゃない!ってところを魅せて欲しいですね
2位.ボストン セルティックス
レギュラーシーズン前半戦の勢いの中心にいた自他ともに認めるチームのエース、カイリー アービングがシーズン終盤から膝の手術の為欠場。プレーオフの欠場も決まりましたがブラッド スティーブンスヘッドコーチの哲学が浸透したチームは大きく崩れること無く戦い抜きました。中でもカイリー不在で躍動したルーキー、
ジェイソン テイタムに注目。このプレーオフで彼がどこまでエースとして成長するかが楽しみですね。
来季はカイリー、ヘイワードも居るとなると恐ろしいチームになりそう...
そんなセルティックスと対戦するのは...
7位.ミルウォーキー バックス
カイリー不在のセルティックスにリーグの代表的なプレイヤーにまで成長したアデトクンポ率いるバックス。アップセットの確立がぐん、と上がったことは間違いないですね。そんな
ヤニス アデトクンポに注目。ブレッドソー、ミドルトン等と攻撃的なオフェンスもさながら、デラベドバ、テリーのいやらしいベテランがいるのも強みで彼等のプレーオフならではの活躍も期待できますね。
驚異の、脅威のこのジャンプ力
3位.フィラデルフィア 76ers
数年で強豪チームになるだろうという予想を遥かに上回りシーズン終盤を怒濤の16連勝、アイバーソン時代の2000-01シーズン以来のレギュラーシーズン50勝を達成した76ers。そのシーズンはNBAファイナルまで進出したというので今季もこの勢いのまま行きたい、というより本当に行きそうな雰囲気もあります。エンビードは不在のものの復帰したドラ1、フルツにサリッチ、そして新人王候補のシモンズの勢いのある若い選手にレディック、ベリネリ、イリヤソバのベテランがしっかり脇を固めてイースタンで最もバランスの取れたチームかも知れません。注目は彼がいつ復帰するか!
ジョエル エンビード。
Coming soon... って感じでしょうか
そんなシクサーズの初戦の相手は...
6位.マイアミ ヒート
主力のディオン ウェイターズ不在で後半戦は思うように勝ち星をあげられなかったヒート。しかし経験豊富なウェイドがしっかりとプレーオフの戦い方を伝授してるに違いない。絶対的なスコアラー不在の中、ゲームをコントロールするドラギッチはもちろん、センターの
ハッサン ホワイトサイドに安定した活躍を期待したいと思います。頭角を現した頃の得点、リバウンド、ブロックでのトリプルダブル等、エンビードが居ないうちにインサイドを支配したいところ。
最近影薄いよ!ここは存在感を魅せつけたいところですね
4位.クリーブランド キャバリアーズ
なんだかんだでプレーオフに標準を合わせているんでしょう、と楽観視しつつも例年より不安要素の多いレブロン率いるキャバリアーズ。やはりカイリーの離脱の穴は大きく、プレーオフでのレブロンの負担は例年よりも多そうです。とは言えシーズン途中の大型トレードで若返ったロスターはよりレブロンがコントロールしやすくなっていそうなので選手達がいかにレブロンの期待に応えられるかが鍵になりそうですね。ってことでキャバリアーズは7年連続NBAファイナルに進出している
レブロン ジェームズに注目。
個人的にはベストシーズンでしたが。選手の入れ替えの激しいシーズンでしたね。。。
そんなレブロン キャブスに対するは...
5位.インディアナ ペイサーズ
レギュラーシーズンでキャバリアーズに3勝1敗と勝ち越したペイサーズですがその数字通りに全くいかないのがプレーオフ。新生ペイサーズのチームを引っ張ったオラディポは昨季サンダーで迎えたプレーオフでは機能せず苦しんだため、彼自身も奮起したいところ。注目はヒート時代のレブロンにカンファレンスファイナルの試合中、耳に息を吹きかける等挑発行為が未だにウェブ等でよく目にする
ランス スティーブンソン。久々に大舞台でのレブロンとの対峙に今季はどんなことを仕掛けてくるのか、注目です。
再現とかやりそうですねw
【ウエスタンカンファレンス】
1位.ヒューストン ロケッツ
個人的にNBAファイナル優勝に最も近いチームだと思うのがロケッツです。
絶対的な司令塔のクリス ポール、昨季ポイントガードを努めプレーの幅がより広がったエースのハーデン、成長著しいセンターのカペラも彼等二人からの絶妙なアシストで数字を伸ばし、脇を固めるゴードン、タッカー、アリーザ、アンダーソン等ベテランシューターが怒濤のように決めるスリーポイント。シーズン終盤にはジョー ジョンソンも加え磐石の体制です。注目は
クリス ポール。クリッパーズでは優勝候補に挙げられながらもいってカンファレンスセミファイナル。"持ってない男"の異名返上にこれ以上のシーズンは無いでしょう。
今季がラストチャンスのつもりでリング狙っていきましょう
8位.ミネソタ ティンバーウルブス
生まれ変わったウルブスもフタを開けてみればレギュラーシーズン最終戦までプレーオフ進出が危ぶまれた。2003-04シーズン以来のプレーオフでチーム主力のウィギンス、タウンズは初の舞台、エース・バトラーは怪我からの復帰間もなくで万全ではないですがここはクロフォード、ギブソンといったベテランが心強い。そして注目するのは
デリック ローズ。久々の大舞台で鬱憤を晴らしレギュラーシーズンMVPの頃の輝きを魅せて欲しいですね。
懸命なプレー姿はなんだか泣きそうになります
2位.ゴールデンステイト ウォリアーズ
キャブス同様、プレーオフに標準を合わせてきてるでしょう、と思っていますがさすがに怪我人が多いこと、ロケッツが予想以上に強いことでもう絶対的な強さ、とは言えないのが現状かも知れません。まさかの一回戦で対戦するスパーズ戦はカリー抜きで戦い抜かないとならないのは正直しっかり勝ちきれるか、全くの未知ですね。しかしここのチームの核はカリーでもKDでも無く
ドレイモンド グリーン。ラフプレーも含めて相手を翻弄し仲間を鼓舞するリーダーがしっかり役目を全うすればカリー抜きでもスーパーチームはスーパーチームとして機能するでしょう。
テクニカルファウルだけは気をつけましょう
7位.サンアントニオ スパーズ
エース・レナード不在、そしてパーカーが控えに回る等本格的な世代交代の真っただ中のスパーズは世代交代中でも順位以上に強さを感じるチームでしたね。レナードが居ないことでオルドリッジを中心にしたチーム作りでミルズやアンダーソン、マレー等新しいスタメン選手も段々フィットしてきています。そしてベンチからパーカー、ジノビリ、ガソル辺り出てくるのが相手からしたらたまらずに嫌ですね。これスタメンじゃないっすか!みたいな。層の厚さとシステム化された攻撃、固いディフェンスでひょっとしたらウォリアーズ撃破も充分あり得るかもしれません。シリーズを支配し出すと面白くなりそうな、
トニー パーカーに注目です。
まだチームの中心であることは間違いないですね
3位.ポートランド トレイルブレイザーズ
混戦のウエスタンカンファレンスで上位2チームの後ろに着けたのがブレイザーズ。リラード&マッカラムの攻撃力は必要不可欠。そしてペリカンズのエース、アンソニー デイビスをどう抑えるか、と言うところで注目はデイビスとマッチアップするであろう
ユスフ ヌルキッチ。昨季はプレーオフ前にチームに加入し大きな戦力となった彼が今度はプレーオフ初戦突破のキーマンになると思います。
ビッグ3!と呼ばれるまであと少し!
対するは...
6位.ニューオリンズ ペリカンズ
デマーカス カズンズがシーズンアウトとなり、プレーオフ進出も危ぶまれましたが大きな穴を埋めたのがブルズから獲得したニコラ ミロティッチでしょう。外からも打てる万能な選手でブルズではヘッドコーチや選手とも色々と問題を抱えていたためプレーに集中できてる環境で生き生きとプレーしているように見えます。注目はエース・アンソニー デイビスも絶対の信頼を置くポイントガード、
レイジョン ロンド。彼もミロティッチ同様、昨季はブルズで出場機会を失うケースが多くプレーオフで本来の力を魅せつけたものの怪我で離脱し、後に放出されました。主にコート上以外の問題でチームを点々としてきたロンドが今季は本来の姿を取り戻しており、プレーオフでは更にギアを上げてくること間違いないでしょう。
ようやく居場所を見つけたロンド。来季以降もペリカンズで観たいところ
4位.オクラホマシティ サンダー
レギュラーシーズン開幕前の期待とは打って変わって苦しいシーズンを送ったOKC。ケミストリーの構築に時間がかかり、ようやく形になってきたところでディフェンスの要、アンドレ ロバーソンを怪我で失い、結局プレーオフ進出争いをギリギリ勝ち上がりました。注目は2012-13シーズン以来のプレーオフ出場となる
カーメロ アンソニー。ウエストブルック、ポール ジョージとスコアラーも多いスターティングメンバーからベンチスタートを自ら志願、みたいなアクションがあればチームとしての結束力も高まりそうな気がします。
最近は勝負所でフリースロー二本外しとかもあって... コーチ ドノバンの決断はいかに
そんなOKCの相手は...
5位.ユタ ジャズ
個人的には今季の新人王は彼、と思うのはジャズのルーキー
ドノバン ミッチェル。既にチームの中心選手で新人らしからぬプレー振りでチームをプレーオフに導いたと言っても過言ではありません。センター、ルディ ゴベールも復帰しサンダーの個人技をいかに抑えられるか、そしてオフェンス面もリッキー ルビオを中心にセットプレー、イングルス等のスリーポイントで流れを掴みたい。
来季オールスター選出もありそうですね
プレーオフは独特の雰囲気で毎試合がドラマです。
是非、あの熱気を味わってみて下さい。
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